三浦・菊名に伝わる「あめや踊り」(神奈川県指定無形民族文化財)が10月23日、 白山神社で行われました。
同神社の例大祭奉納行事として行われるこの踊り。江戸時代に行商の飴屋の売り口上が元なったと言われています。
昔は地区の男性によって伝承されていましたが、人口減や高齢化が原因で20年ほど中断。 それを地区の女性たちが復活させました。 今では子どもたちも参加して、見事な演技を披露してくれます。
セリフのない手踊りや、「縞の財布に五十両」のセリフで名高い歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」を元にした「五段目」など、レパートリーも豊富。 見せ所では「見栄」を切り、また「長台詞」を見事に言い切るなど、名演技の連続に、舞台上には足の踏み場がなくなるほど、たくさんの「おひねり」が飛びます。 時折、土砂降りの雨が降る中、たくさんの観客が押しかけ、最後まで熱演に観入っていました。
(お祭りおじさん)