今回の活動インタビューは、三浦市周辺在住の外国籍の方々のために日本語学習支援教室を開いている「にほんご広場」の江川いく子さんにお話を伺いました。
―日頃どのような活動をされているか教えてください。
2023 年 4 月に活動開始したばかりのグループです。地域在住の外国籍の方々向けに、日本語学習支援教室を開いています。活動日は基本土曜日の午後2時間。月3回、年間30回程です。
ーどのようなきっかけで活動が始まったのですか?
もう 25年以上前の話になりますが、語学学校の講師として働きながら、ボランティアで日本語支援に当たっていたことがあります。当時、大津にあった教会で、3 年間程の経験ですが。
その後、講師の仕事が忙しくなってしまい続けられずに中断。そして時間に余裕ができてきた 2019年春に、横須賀市の日本語支援グループに再び加入、現在そちらでも活動中です。語学や外国の方々と関わるのが好き、なんですね。
2022 年春、三浦市でも地域に密着した教室を開きたいとグループ立ち上げ準備を始めました。多少でも自分の経験を活かせれば、との思いと、市内在住の外国籍の方々のお役に立ちたい、との思いからです。
―どのようなことを目標に活動を行っていますか?
日本の人口減少と反比例する形で、日本で暮らし、日本で働く外国人の方々の数が増加してきました。コロナ禍でその上昇カーブは一時下降に転じましたが、コロナ禍明け以降、人の出入りが再び活発になっています。そして今年、その数はついに 300 万人を超え、今後ますます増えていくことが見込まれています。その一方、日本で暮らす、あるいは就職するために必要な日本語を身に付けるための日本語学習の場が圧倒的に不足している、とメディアが伝えています。
こうした状況の中で、『にほんご広場』は、日本語学校のような、きちんと整った形ではありませんが、地域の中でもっと気軽に、楽しく日本語を学べる場を作りたいと考え、活動しています。
きちんと文法を学びたい方から、生活に必要な日本語を学びたい方まで幅広く対応し、言葉だけでなく、遠く国を離れて生活している外国籍の方々にとって、住んでいる地域の人たちと繋がれる場、ホッと出来る場を創り出したいと願い毎回努めています。
―どのようなところにやりがいを感じられていますか?
とても意欲的な学習者さん達が、熱心に学習してくださっていますので、こちらもその熱心な気持ちに応えねば、と感じる時です。質問等を受け、それを調べて、こちらも新しいことを知ったりすることができます。学習者さん達と一緒に日本語を学び、その奥深さを感じ、自分達の糧にさせて頂いています。
―活動の中で、印象に残っていること、エピソードなどなどありますか?
まだ活動開始後、3 カ月半程ですので、それほど大きな出来事は起きてはいませんが、これから、色々なエピソードを語れるようになれるとよいな、と思います。
―新規会員や参加者は募集していますか?
はい、日本語学習希望者は常時募集しています。
また日本語支援ボランティアに興味ある方もお問合せくださると嬉しいです。
―三浦市内の皆さんに向けて、PR したいこと、メッセージをどうぞ!
皆様の周囲に、日本語に不自由を感じている外国籍の方がいらしたら、ぜひ『にほんご広場』をご紹介ください!また私達の活動に興味を持ってくださった方も、一緒に日本語学習を始めませんか?