2024年6月号 ニナイテ便り テキスト版
表紙
三浦市民交流センター ニナイテ 情報誌 ニナイテ便り 2024.6 No.52
ニナイテカレッジ2024がスタート!
今号で、4つの講座をご紹介しています。
「ワードの使い方」3回連続講座
「Zoomの使い方初級編」
「Zoomの使い方中級編」
「身近な話題で地域に貢献!始め方説明会」
中面
miuraのニナイテ9
高橋カンナさん みなみ手話サークル代表
三浦に暮らして10年となる高橋さん。動物が好きでイラストに描いたり、三線を弾き、ゆったり過ごす時間も持つなど、「やりたいことをやってきた」と語る笑顔から、日々の暮らしを楽しむ姿が伝わってくる。
8年前に偶然みかけた「手話奉仕員養成講座」を受講し、「手話を続けていくのなら」と勧められたサークル活動に参加した。勤務先で耳の聴こえないお客さんに「ありがとう」を手話で伝え、喜ばれた経験があり、「交流したい」「コミュニケーションをとってみたい」との思いがあった。
「興味を持ったことは、やってみないと気が済まない性格」だという高橋さんは、「続けていけそう」「楽しい」と感じ、「次のステップへの学びの場があった」ことが今の活動につながっている。
3年前、手話通訳の資格を取ったことをきっかけに、手話サークルの前任者から代表の打診を受けた。「自分から代表になるタイプではない」と照れるが、20人以上が所属するサークルを長年まとめて来た姿をみて引受けた。活動は手話の勉強と交流がメインで、内容はその日の担当者に任せている。折り紙やゲームなどの過程で、聴こえない方とのコミュニケーションを取る。交流の中でお互いの理解を深め合い、楽しみながら共に学ぶ場にもなっている。聴こえない人・聴こえる人で分けず、「共に」活動することを心掛け、行政等への要望をする場合も、一緒に考え、行動する。講師役も、聴こえる人・聴こえない人がペアを組んで行っているそうだ。
聴覚の障がいは、見ただけでは分からない。東日本震災では、警報が聴こえないので津波の被害に遭った方が多かった。また案内を聴くことができず避難所の食料配給を受けられない人もいた。「聴こえない」ことを知っている人が近くに居れば、情報を届けられたのではないか。「聴こえない人が情報を得るために必要なこと」を、より多くの人に知ってもらいたい。「私自身も、また誰でも、いつ障がいを持つ身になるかわからない。障がいや性別、国籍などが理由で不便を感じることなく、欲しい情報を得て、したいことができる社会になるといい」と希望を語ってくれた。
memo
聴こえない人との交流手段のひとつである手話のサークルは市内に3つ、平日の午前中に活動している「みなみ手話サークル」の他、
夜や土曜日に活動をしているサークルがある。
(市民記者 かなかな)
ニナイテカレッジ2024がスタート!
「ワードの使い方講座」
市民活動やボランティアの情報発信の第一歩!ワードの使い方を基礎から学び、自己紹介や団
体紹介カードを作る3回連続講座です。
第1回:6月18日(火)14:00~16:00
第2回:6月20日(木)14:00~16:00
第3回:6月26日(水)14:00~16:00
定員:12人
場所:ニナイテ研修室
持ち物:ワードがインストールされているノートパソコン、充電コード、マウス(あれば)
申込み:ニナイテ(先着順
「Zoomの使い方講座初級編」
「ZOOMミーティングに参加してみよう」
A日程7月2日(火)14:00~16:00
B日程7月4日(木)14:00~16:00
(内容は両日とも同じです。)
定員:6人(各日)
場所:ニナイテ研修室
「Zoomの使い方講座中級編」
「ZOOMミーティングを開いて(主催して)みよう」
日時:7月9日(火)14:00~16:00
定員:会場 5人、オンライン 10人
持ち物:Zoomがインストールされているノートパソコン、充電コード、イヤホン(マイク付き推奨)
マウス・マウスパッド(あれば)
申込み:(Zoom講座共通)ニナイテHPのフォーム(先着順)
対象:(各講座共通)原則市内在住、または市内で活動している65歳以上の方
※詳細はニナイテHP、または館内チラシをご覧ください。
ニナイテ開設5周年
多くの市民の皆さんにご利用いただきありがとうございます。ニナイテは6月9日に開設5周年を迎えます。開設当初からご利用いただいている、「横須賀パッチワーク・キルト協会 三浦支部の藤田さんからメッセージをいただきました。
ニナイテ5周年 おめでとうございます。
「一期一会」の言葉は、「人と人との交わりにおいて、その瞬間の心を大切にしよう。今日唯一の交わりは、再びかえってこない。この貴き時今に、己を生かしきり、心を尽くして交わろう」
と井伊直弼が述べています。
三浦市民交流センターは、大勢の方々との交流の大切な場です。伝統文化や新しい文化から余情残心の深い人間関係を築き心に刻む贈り物を、大切にしたいものです。
老若男女が参加する会場として益々のご発展をお祈り申し上げます。
横須賀パッチワーク・キルト協会三浦支部 代表 藤田貴世美さん
市民記者コラム4 三浦道寸祭り笠懸 三浦の歴史に想いを寄せて
第47回三浦道寸祭りが去る5月19日、三浦市油壺荒井浜海岸に於いて開催された。弓なりの海岸に会場が準備され、不安定な天候にもかかわらず、大勢の人が砂浜を埋め尽くしていた。今年は地元の初声高校の生徒と、明治大学の学生がボランティアとして参加したとあって、若者の姿も多くみられた。昨年のNHKの大河ドラマで、より身近となった三浦一族。鎌倉から室町時代にかけて三浦半島で栄えた一族のお家芸の披露と戦国時代の武将であった道寸(義同)とその子(義意)をしのぶ。居城があった新井城が落城となり、この地に身を落とした武士たちの、鎮魂祭も行われた。
いよいよ笠懸の出番となると見物人の期待が膨らんでくる。笠懸とは高低差のある対象の的を馬にまたがり矢を射る、武芸の一つ、流鏑馬、犬追物と並ぶ、我が国三大古弓馬術の一つである。この海岸を鎌倉の大日本弓馬会率いる馬と、騎手それぞれが人馬一体となって、的をめがけて疾走する。今か今かと出番を待つ見物人、見事に的が当たると歓声と拍手が湧き、外れると落胆のため息が洩れる。砂を蹴り上げて走る馬のスピードと、騎手の弓を射る迫力ある表情が見学者を引き付けていた。
帰り道、新井城落城で血の海となったという油壷の言い伝えを思い出しながら、緑に囲まれた山道を戻る。ポツリポツリと降り出した雨は海の底に落ちて、武士たちの魂は浄化されているような思いになった。
長い時を経て三浦市民の手によりその歴史は語り継がれていく。 (市民記者 久女)
裏面
参加者募集中イベント情報・お知らせ
教えて 岸先生 小網代のこと 「やかん談話室」
日時:6月15日 19:30~20:45
場所:小網代インフォメーションスペース
「ボランティアウォーク」
日時:6月16日 10:00~12:30
場所:小網代インフォメーションスペース集合 エノキテラス解散
参加費:どちらも無料 申し込み不要
主催:NPO法人小網代野外活動調整会議
TEL:090-3907-2299(亀田)
タウンニュース三浦版 「人物風土記」回顧展
三浦版創刊以来の人物風土記掲載の回顧展に、450人以上の地元人の横顔が並びます。
日時:6月21日(金)~6月23日(日)9:00~21:00
(初日は正午から、最終日は16時まで)
場所:ニナイテ多目的スペース
主催:株式会社タウンニュース社三浦版編集室
TEL:046-850-1290
ニナイテカレッジ2024 「身近な話題で地域に貢献!始め方説明会」
あなたしか知らない身近な話題を共有して地域貢献しませんか?「地域の魅力 集め方ハンドブック」と
「地域の魅力 集め方広め方事例集」をもとに皆さんが持っている身近な話題を活用するコツを一緒に学びます。
日時:7月18日(木)14:00~16:00
定員:15人
対象:原則市内在住及び市内で活動している人
場所:ニナイテ研修室
香りの音楽会
日時:6月22日(土)
① ヘアケアオイル作り&ミニミニ音楽会 14:30~(開場14:15)
② 音楽会 18:00~(開場17:45)
場所:ムジカ・ソアヴェ(三浦市南下浦町上宮田1527-10-2F)
参加費:各回2500円(小中学生半額、未就学児無料)
主催:香りの音楽会
問合せ:herb.aromaly@gmail.com(稲田) / TEL:09019438490(渡邊)
新規登録団体
三浦腎友会
会員相互の親睦(ミカン狩り等)と会員の地位向上を図るための三浦市議会への陳情
活動日時: 日曜日の会議
活動エリア:市内全域
主な活動場所:ニナイテ
新規加入:可
会費:月額600円
入会金:なし
初声ジュニアFC
練習試合や大会に出る(サッカー)など精力的に活動しております。
活動日時:土曜午後から、日曜午前から
活動エリア:三浦半島地域内
主な活動場所:初声小学校グラウンド
新規加入:可
会費:月額2,500円
入会金:なし
みうらフレンドリーサークル
市民奉仕活動を主とし、パソコン初級者勉強会また菜園花作りを通して仲間づくりを展開し、三浦の地での交流を広げる活動
活動日時:パソコン教室は毎月第2、第4土曜日
活動エリア:市内全域
主な活動場所:初声市民センター、油壷名向菜園等
新規加入: 可
会費: 活動により異なる
ニナイテ便りNo.52
発行 三浦市民交流センター ニナイテ
発行日 2024年 6月1日
編集 三浦市民交流センター ニナイテ