2024年8月号ニナイテ便りテキスト版
表紙
三浦市民交流センター ニナイテ 情報誌 ニナイテ便り 2024.8 No.54
中面
miuraのニナイテ11 永井文子さん
そなえるネットワークみうら代表
そなえるネットワークみうら代表の永井さんは、三浦に暮らして4年ほど経った頃、初めて防災に関するワークショップをニナイテで開催した。自身の産休中に活動をスタート。コロナ禍と重なり対面で活動ができず、オンラインでは難しいこともあり、やりとりに苦慮したという。
2023年10月にはニナイテで、おやこのあそびば こちょと合同で「親子で楽しむ!防災まつり」を開催した。自身も0歳、2歳児の母である永井さんならではの内容だった。イベントには「防災を考えるきっかけにしてほしい」との思いを込めた。家族写真、かかりつけ医やアレルギー、本人が好きなもの等を載せた「SOSカード」、懐中電灯などの基本グッズと子ども自身が大事と思うものを入れる「防災ポーチ」など。非常食の体験コーナー、協力団体による防災グッズや図書の展示もあり、親も子も関心を持ったようで、大きな手ごたえを感じた。
永井さんを含むメンバー3人がこれまでに応急手当普及員の資格を取得し、救命講習を自主開催できるようになった。救命講習は長時間になるものが多い。長時間の受講が難しくても受講できるように、未就園児のサークルのイベントと合同で小児救命講座と防災講座を短時間で開催した。「自宅が災害時の危険な区域にあることを知りながら、防災の知識があまりなかったのでとても勉強になりました」「いざという時に子どもを守れるように、まずは自宅の周辺を知るところから始めます」などの感想があった。近ごろでは地域のグループからも講座開催の依頼もある。活動は着実に広がりをみせている。
コロナ禍の制限が解除されてからは、会としての体制作りを進めてきた。代表、副代表などの役員の決定、会則の作成など。また、新しいメンバーを迎えたい思いがあり、現在発信しているインスタグラムとフェイスブックのほか、ホームぺージやブログの開設も視野に入れ、広報強化を目指している。近隣市町村の団体との連携ができている一方で、交通費などの運営費も会の活動には欠かせない。これらの課題にも取り組んでいる。
能登半島地震を受け、半島の先端に位置している三浦は災害時に孤立する地域が出る可能性を改めて考え、事前にさまざまな立場の人たちと防災について共に考えていく必要性を痛感している。ひとりひとりに合った備蓄や避難方法を、より多くの人と語りたい。そこから新たな視点や提案が出て、それを関係機関につなげることもあるからだ。
「コツコツと地道な活動と橋渡しを続けたい。災害が起きる前にできることに注力したい」と抱負を語ってくれた。
市民記者コラム5
三浦手漉き和紙を考える会、初声小学校で和紙作り体験
「三浦手漉き和紙を考える会」による和紙の手漉き体験が6月25日と27日に初声小学校で行われた。体験したのは6年生の児童。児童による手漉き体験は昨年に続いて2回目。
1日目は茹でた楮(こうぞ)の皮を叩いて繊維をほぐす作業を行った。家庭科室に70人ほどの児童が集まって、まずは皮から細かいちりを取り、それをハンマーで叩く。ハンマーの一部は会員が木の枝を削って作った手作り。叩く音でほとんど人の声が聞こえない中で、楮の皮を飛び散らせながら叩いていた。途中で休憩をしながら、繊維が紙粘土のような状態になるまで、根気のいる作業を40分ほど続けた。
今年使った楮は会の畑で栽培したものだが、現在小学校の花壇でも楮を栽培しており、その成長も順調なようだ。来年は小学校で栽培した楮を和紙作りに使用できるかもしれない。
2日目は手漉きを行った。水に溶かした繊維を薄くのばして紙にする。会員が手順を説明した後、児童が1人ずつ順番に体験した。慣れない作業で緊張しながら真剣に作業していた。作業後は2日間をともにした会員と楽しそうに言葉をかわす児童もいた。最後に会員から児童に向けて、「楽しい時間を過ごせて感謝している」、「将来、会に参加してほしい」などのあいさつがあった。児童が帰った後、来年に向けての改善点などを話し合いながら、残りの材料で会員も子どものように和紙作りを楽しんでいた。 (市民記者 にがうり)
指定暑熱避難施設の指定を受けました
ニナイテは、熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)が発表された場合に開放する指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)の指定を受けました。外出中に危険な暑さに見舞われた際など、一時的な避難場所としてもご利用ください。
新規登録団体紹介
こあじろの森くらぶ
こあじろの森を楽しみ、他の地域へも自然の勉強をしに行く。通信の発行。
活動日時:土日
主な活動場所:こあじろの森
新規加入:可
会費:1,000円/月
入会金:なし
ONE&ONLY
①臨床美術(アートセラピー)を土台にした、誰でも簡単、自由に制作できるプログラムのアートワーク
②JAZZを皆で楽しく歌いましょう
活動日時:月に1回
主な活動場所:汐入、井土ヶ谷、三浦、三崎
新規加入:可
会費・入会金:なし
HANPAもろいそ
場づくりやアート、Web3をきっかけに心地よい社会を目指してイベントやギャラリーを運営しています。カフェも準備中です。
主な活動場所:三浦市諸磯
ホリスティック・ヨガ
ヨガとフィットネスの融合“ヨガネス”を15分1セット¥500で行っています。(男女問わず)
身体の使い方を手に入れ心も身体もしなやかに!!
主な活動場所:南下浦コミュニティセンター
新規加入:可
会費・入会金:なし
はちみつ健康サークル
国産のはちみつを使った健康になれるレシピや使用方法の紹介。
活動エリア:神奈川県内
主な活動場所:ニナイテ
新規加入:可
年会費・入会金:なし
よこすかの音楽家を支援する会
コンサートなど公演の主催、ピアノスタジオの運営
活動日時:9:00~24:00
活動エリア:三浦半島地域内
主な活動場所:横須賀市等
新規加入:可
会費:なし
入会金:10,000円
裏面
ユニセフ写真展 「児童婚を終わらせるために」
神奈川県ユニセフ協会はガーナ共和国における、児童婚を終わらせるプロジェクトの支援に取り組んでいます。社会状況や子どもたちの現状、課題、募金の使われ方や期待できる成果などのパネル展示で伝えます。
日時:8月7日(水)~8月20日(火)(初日は13:00から、最終日は12:00まで)
場所:ニナイテ多目的スペース
主催:神奈川県ユニセフ協会
後援:三浦市教育委員会
問合せ:045-334-8950 info@unicef-kanagawa.jp
おやこのあそびばこちょ presents こども縁日
昨年大好評だったミニ縁日を今年も開催します!うちわ作りや魚釣り、ヨーヨー釣りなど で、暑い夏を涼しい室内で楽しもう♪
日時:8月14日(水)10:00〜14:00(入退場自由)
縁日体験費:乳児から小学生までのお子様1人500円
(付添いなど縁日に参加しない人は無料)
問合わせ:familyspace.miura@gmail.com(出口)
親子で楽しむ『魚市場見学と水中観察』
魚市場でマグロの取引の様子を見学したり、市場の仕組みを学習したりします。
日時:8月20日(火)8:30~11:00頃
集合場所:魚市場2階
参加費:中学生以上500円、小学生300円(保険・資料代含む)
※別途「にじいろさかな号」の乗船料が必要です。
持ち物:マスク(市場見学時)・飲み物・筆記用具など
申込み:みうらガイド協会 :info.miuraguide@gmail.com
問合せ 046-888-0588(三浦市観光協会)
「掘る女 縄文人の落とし物」自主上映会
夢中になれることが、人生をこんなに豊かにする。土臭くてラブリーな発掘ドキュメンタリー。
日時:8月25日(日)14:00~上映
場所:南下浦コミュニティセンター多目的ホール
詳細:https://www.mori-club.com/
主催:こあじろの森くらぶ
問合せ・申込み:090-6016-0513(松原)
【市民活動支援情報】
第3回<はまぎん>ミライを創るアクションプログラム
「困難を抱えるこども」を支援に取り組むNPO法人の活動を募集します。
活動奨励金:1件あたり50~100万円
募集期間:8月16日(金)まで
問合せ:横浜銀行 地域戦略統括部
詳細: https://www.boy.co.jp/boy/csr/mirai.html
ニナイテ便りNo.54
発行 三浦市民交流センター ニナイテ
発行日 2024年 8月1日
編集 三浦市民交流センター ニナイテ