2024年10月号 ニナイテ便り テキスト版
表紙
三浦市民交流センター ニナイテ 情報誌 ニナイテ便り 2024.10 No.56
中面
Miuraのニナイテvol.13
力丸 則子さん 自然体に生きる
三浦の海辺は風も波もキラキラと秋の光を放っている。三崎の中心部にある三崎公園、その前の小さな湾を一人コツコツと海の清掃を続けている人がいる。
忙しい日々の中、夜明け前から海の清掃を35年近く続けている。きっかけを尋ねると「まだ若かった頃、三崎公園のバス停からバスを利用する機会が多かった。公園の周りは異臭がし、草はぼうぼう、ゴミや空き缶が投げ捨てられたまま。ここを通るのが苦痛でした。初めは目についたゴミを拾っていましたが、そのうち自分のできる範囲で、きれいにしてみようと思った。当時、遠洋漁業が低迷してきたことにより、降船して行き場のなくなった人が公園に集まるようになっていました。そこへビニール袋片手にやってくる私を見かけると、声をかけ、近況を語るようになりました。話の内容によっては市役所や、社会福祉の方へ相談するようなこともありました。そのうち、前の湾のゴミの多さが気になり、海の清掃も始めるようになりました。ペットボトル、魚の死骸、木材、ごみの種類もいろいろ、それらを集め、家に持ち帰れないものは片隅にまとめておき、収集してもらうよう市にかけあった。こういう日々が、いつの間にか35年になっていました」
何の気負いもなく語る表情に圧倒されながら、「その強い信念はどこから来るのですか」と再度尋ねた。「これを始めるときに息子に言われました。『やる以上は途中でやめたら意味ないよ』その言葉が悔しいと思う反面、後押しとなって今日まで来ています」と笑顔で答えてくれた。
市内でもいくつかのビーチクリーンのボランティア活動はありますが、全くの一人で、ここまで続けてこられたことへの驚き。「何人かお手伝いしてくれた人もいましたが、、、私の時間に合わせたら、続けていくのは大変だと思うし、マイペースでやって来ました。今、公園もバス停の待合所も整理され、市や県の方も協力的です。環境への関心も高まっています」
海を見守り、細く長く続けて来たその背中は、大きく輝いている。
(市民記者 久女)
新規登録団体
松好登紀子
子育て中の方を対象に、自分を活かし、子どもを活かすためのワークショップを開催しています。
活動日時:毎月1回、土または日
活動エリア:神奈川県内
主な活動場所:南下浦コミュニティセンター
新規加入:可
年会費・入会金:なし
里山わらべがっこ
自然体験を通じ、子どもの感性・能力を育みます。
活動日時:週末及び一部平日
活動エリア:三浦半島地域内
主な活動場所:長坂緑地、ミライエの森
会員数:10人
年齢層:20代~70代
新規加入:可
会費:無し
企業・NPO・学校パートナーシップミーティングin横須賀三浦
今年のテーマは「能登半島地震を受けて、改めて三浦半島での防災を考える」
横須賀・三浦より事例発表のあとワールドカフェ形式で意見交換と交流を行います。
日時:2024年11月30日(土)13:00~16:00
場所: 神奈川県立保健福祉大学 管理図書館棟 大会議室
対 象 横須賀・三浦の地域・社会課題を協働・連携しながら解決することに関心のある NPO、CSR、CSV、地域活性化に向けた取組みに関心のある企業 地域貢献活動や産学連携に関心のある教育機関、その他、行政、地域のステークホルダー、学生等
定員:30人
主催:横須賀三浦パートナーシップ実行委員会
共催:神奈川県立保健福祉大学
協力:横須賀市、三浦市、横須賀商工会議所
申し込み・問合せ:(特非)YMCAコミュニティサポート
横須賀市立市民活動サポートセンター内 電話046-828-3130(吉永)
市民記者コラム6「三崎朝市のいま」
この夏、初めて三崎の朝市に足を運んだ。三崎港近くの会場に向かうと、「電子来場証明」の看板が目にとまり、無くす心配のない記念品を入手する。
「まぐろといえば」の有名店のテントには行列ができ、出店者の威勢の良い掛け声と、行き交うやりとり。「朝市らしい風景」がここにある。
角煮や唐揚げなど「刺身だけじゃないマグロ」、野菜や豆腐、地元パンでつくるバーガーなど、「マグロだけでもない」朝市。「お腹を空かせて元気に歩きたい場所」だ。朝市のあと港や神社に繰り出すのもよいし、足を延ばして城ヶ島に向かうのもいい。もう、次に来る日のことが楽しみだ。
市民活動情報
2024年度版「NPOのためのお役立ち情報」
神奈川県のNPO支援メニューが満載の冊子2024年度版が発行されました。
NPO立ち上げ時に必要なことから、組織の活動基盤強化、運営についての学び、活動の場や各種情報を得る方法などの他、活動に役立つウェブサイト情報の一覧表もあります。
※冊子はニナイテ研修室前の棚にて配架しています。
裏面
参加者募集中のイベント・お知らせ
がん哲学外来 メディカル・カフェin三浦海岸
「がん哲学」提唱者の樋野興夫先生をお招きしての講演会を開催いたします。
日時:10月26日(土)13:30~15:00
場所:聖母訪問会 三浦修道院
参加費:500円
主催:聖母訪問会 三浦修道院
申し込み・問合せ:聖母訪問会三浦修道院
046-888-7361(西田)
神奈川県さつき愛好会三浦支部 秋季盆栽展 11/16~18
盆栽の真の姿をお見せします。
日時:11月16日(土)~11月18日(月)
初日は9:30から、最終日は14:30まで
場所:ニナイテ多目的スペース
主催:神奈川県さつき愛好会三浦支部
問合せ:080-9369-4700(掛川)
みんなで遊ぼう! 楽しもう!YMCA子育て応援マルシェ
乳幼児を子育て中のご家族が、今よりもっと子育てが楽しくなるように、応援するイベントです。
ニナイテ登録の市民団体から5団体が参加します♪
・マカナアロハ ハウオリ フラ
・横須賀パッチワークキルト協会三浦支部
・おやこのあそびば こちょ
・からだとこころとじんけんを学びつづける会 ぴーちくぱーちく
・NPO法人ハーベスト・きくな
日時:10月27日(日)10:00~15:00
場所:三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ シーサイド
入場:無料 ※別途費用がかかるもの有
内容:森のプレーパーク、軽食販売、三浦野菜の路地販売、赤ちゃん休憩室、お楽しみブース
事前予約制
・あそび歌作家 鈴木翼さんファミリーコンサート
・さつまいもの収穫体験(0歳~大人の親子)
事前予約制・有料(1人500円)
・ヨットの体験セーリング (年長~大人の親子)
・シーカヤック体験 (年長~大人の親子)
お知らせ・備品の貸出しについて
ニナイテには、研修室または多目的スペースご利用時に併せてお使いいただける備品があります。プロジェクターやスクリーン、調理台など研修室利用時の備品。また展示等で多目的スペース利用時に使えるパネルや展示台、イーゼル、展示用ワイヤーなどがあります。詳細はニナイテHPをご覧ください。
https://www.miuracc.org/施設概要/
選挙に伴う多目的スペースの利用取り消しと利用制限について
三浦市民交流センターは、国政選挙、地方選挙等の投票所に指定されています。期日前を含む投票期間中は、多目的スペースの予約・利用はできません。予約済みの場合は利用取り消しとなります。
選挙によっては突発的に投票日が決定される場合がありますので、ご注意ください。
ご理解の程をよろしくお願いします。
なお、研修室・打ち合わせ広場(フリースペース)・印刷室・ワークルームにつきましては、通常通りご利用いただけます。
ニナイテ便りNo.56
発行 三浦市民交流センター ニナイテ
発行日 2024年 10月1日
編集 三浦市民交流センター ニナイテ