「市民科学」を志す市民やグループへの助成を行います。
【助成対象者】
・グループ・団体での応募の場合、法人格等の制限はありません。任意団体や一般の市民グループも助成の対象となります。
・大学や研究機関などに所属し、科学研究費などの獲得が可能な方からの応募も受け付けますが、選考に際しては、そのような研究費等の獲得が難しい課題の応募を優先します。
【「市民科学」の 考え方と助成のテーマ性】
・ 近年、「市民科学」という言葉は幅広い意味で使われており、市民参加による環境・社会調査などを一般的に「市民科学」と称することもあるようですが、高木基金の考える「市民科学」は、より明確な問題意識に基づいています。すなわち、高木基金は、現代の科学技術や公共政策が、市民社会や地球環境の脅威となっているような問題について、不安を抱える市民の立場にたち、行政や企業のあり方などを批判的に検証することを通じて、問題の解明を試み、解決への道筋を探るような取り組みを「市民科学」と位置づけ、この考え方に沿う調査研究を助成対象とします。
・ 特に、現代における科学技術や公共政策の選択が、限られた地球資源の浪費・喪失や汚染物質の排出などで、将来の世代に大きな負担をもたらすという世代間倫理の視点を重視します。
・「市民科学」の考え方に基づくものであれば、調査研究のテーマは限定しません。
【助成金額】
〇一般(高木基金にはじめて応募する、あるいは高木基金から過去に1回、助成を受けた実績のある個人・グループ)・・・上限100万円
〇継続(高木基金から2回以上の助成を受けた実績のある個人・グループ)・・・上限50万円
【締切】 2024年5月10日(金)午後9時
【問合せ】 NPO法人 高木仁三郎市民科学基金
HP:http://www.takagifund.org/apply/index.html
最終更新日:2024年4月13日