本瑞寺普山式



三崎1丁目にある曹洞宗海光山本瑞寺で512日、新住職が正式に任地である寺に入る「晋山式」が行われました。

緋色の衣に黒の袈裟を身につけた洞外文敬新住職はこの日、海南神社での昇殿参拝の後、入船地区で先導役の「日の出木遣愛好会」のメンバーや、華やかな衣装をまとった可愛いお稚児さん、檀信徒らと合流。海南神社・米田郷海宮司および郷希権禰宜らと共に、参道である名物階段「小桜坂」を上って山門から入山しました。途中、沿道にはたくさんの市民が並び「おめでとうございます」と祝福の歓声が上がりました。

 


同寺での晋山式は、先代の父・文隆住職の時(1985年=昭和60年)以来、38年ぶりになります。

三崎にある源頼朝の三御所の一つ「桜の御所」とされる本瑞寺。平安時代(1058年)に鎌倉で創建されたという言い伝えがありますが、室町時代の1394年に上総の佛光普照禅師が三崎に創設したのが始まりとされています。

「地域の皆さんの記憶に残る式にしたい」と語っていた文敬住職。厳かな中にも笑顔が溢れる素敵な晋山式でした。

 

投稿日:2024年5月13日

市民記者:お祭りおじさん