伊藤玲子さん :「神奈川みなみ医療生協セラバンド」インストラクター
ー「神奈川みなみ医療生協セラバンド」の団体について日頃どんな活動をされているか教えてください。
三浦市民交流センターで、毎月第4木曜日、10:00~11:30まで、研修室で活動しています。
1回1時間15分程度、10名のメンバーで、筋力低下予防のストレッチとセラバンドを使った体操を行っています。セラバンドは2メートルほどのゴム製のトレーニングの道具で、伸縮性があり、持ち運びが簡単で、誰でも無理せず自分のペースで運動することができます。
ー どんなきっかけで活動が始まったのですか?
私は「神奈川みなみ医療生協」の理事で、60歳の時にキャラバンメイトの養成講座でセラバンドのインストラクターの資格や、未病や介護、フレイルのサポーターの資格を取得しました。健康作りの活動を8つの場所で行っています。自分も含め、地域のご高齢の皆さんが病気にならないよう、死ぬまで自分の足を使って歩き、おいしものを食べて、美しく年を取りながら、いつまでも元気に過ごしてもらおうと、活動に励んでいます。
ー 今まで活動されて特に印象に残っていることなどありますか?
健康づくりは一人だけではなく、人とのつながりが大切です。一緒に参加していただいている仲間の皆さんに支えられ、ともに助け合い、元気をもらいながら、皆さんのおかげで続けることができています。
ー どんなところにやりがいを感じられていますか?
参加メンバーの一人で膝の痛みに悩んでいた方から、セラバンドを始めて10年間、毎朝20分セラバンドで体操を続けていたら、最近痛みが楽になったと報告をいただいた時は、とても嬉しく思いました。
ー このコロナ禍での活動で困っていること、新しく活動を変えたことなどありますか?
体操しながら近寄ってはいけないので、密を避けることには気をつけています。交流センターでもコロナ禍で人数の制限が半分になってしまいましたが、セラバンドの体操仲間を今後もどんどん増やしていきたいと思っていますので、追加でクラスが増えるといいな、と思っています。
ー 長く続けていく秘訣はありますか?
来ていただいた方に「来てよかった。」とニコニコ帰ってもらうことで、「次も頑張ろう!」という思いになり、今まで続けることができています。
ー 今後の活動で今目指している目標などありますか?
加齢に伴う筋力や認知・精神活動が低下する状態「フレイル」を予防するプログラムにサポーターとして関わりながら、皆さんが寝たきりにならないようにがんばっています。今後、「フレイル」チェックのイベントが行われることになったら三浦市内の多くの方々に参加していただきたいと思っています。
「神奈川みなみ医療生協セラバンド」インストラクターの伊藤玲子さん、セラバンドはもちろん、80歳という年齢でも車を運転し、スマートフォンを使いこなし、好奇心旺盛で常にチャレンジ精神を失わず、はつらつと活動されています!「健康づくりはまず『人とのつながり』からです」、「参加者の皆さんからよく感謝されますが、私自身が皆さんに感謝しています」というお話もあり、インタビューをしていて伊藤さん自身の温かい人間性を感じました。
2020.10.30