10月17日、ニナイテカレッジ「身近な海岸の生物観察」講座の第2回めに参加しました。
海岸に落ちている貝殻を拾います。ビーチコーミングと呼ぶそうです。
場所は和田海岸。
講師の山田先生から、「始めは好きな貝を拾ってください。だんだんと目が肥えてきますから。」と、説明を受けて開始しました。
拾った貝に名前がつくと価値が上がった気がします。
貝を探していると、集中して無口になります。
講師の山田先生が、スナガニを捕まえて見せてくれました。
実物の貝の図鑑が完成しました。
海岸を歩き始めると、砂浜に2センチほどのたくさんの穴が目につきました。
これはスナガニの巣穴だそうです。山田先生がスナガニを捕まえて見せてくれました。スナガニはとてもすばしっこくて捕まえるのが難しいのですが、ビーチサンダルを履いた山田先生のすばしっこさのほうが一枚上でした。
少しずつ移動しながら自由に1時間ほど貝を拾いました。天然記念物のオカヤドカリや石に穴を掘って暮らすセンコウガイなど、珍しい生き物が見られました。
山田先生から、「城ヶ島のウミウの数が減っている」という話を聞きました。
先生は越冬のために城ヶ島に渡ってくるウミウの生息数の調査を行っているそうです。
ウミウの数が減っている原因は、まだ不明だそうです。
最後に、集めた貝をダンボール紙に並べて、先生がそれぞれの貝の名前を書いてくれました。
ほとんど図鑑も見ずに貝を分類し名前を書いていく先生の姿は、驚異的でした。
肺呼吸をする「キクノハナガイ」や糸状の粘液を出して水中のプランクトンなどを食べる「オオヘビガイ」など、さまざまな貝がいることを教えてくれました。
「アサリ」はさまざまな模様を持っているが、それが生きるために役立っているのかどうかは不明だそうで、いまだに分かっていないこともいろいろあるそうです。
集めた貝は全部で70種類ほどでした。これだけの種類が集まるのは驚きですね。
投稿日:2022年10月19日
市民記者:にがうり