今回のインタビューは、三浦・横須賀地域で自主保育の活動をしている「おむすびお山隊」さんです。
自主保育に取り組むきっかけや活動内容、思いなどをお聞きしました。
―「おむすびお山隊」では日頃どのような活動をされているか教えてください。
月・火・木・金曜日(不定期)、10時から14時頃、時期や天候などで変更があります。
場所はその都度、みんなで話し合い三浦市・横須賀市内のお山や海などの自然の中です。
当番制の預け合い保育、親子で過ごす日を両方設けています。
他にも一年を通して、自分たちの田んぼや畑のお世話、お誕生日会、運動会や味噌作りなど。
みんなの「やりたい」という声を大切にしながら、ひとつの大きな家族のように助け合い、親と子どもたちでワクワクを探しながら楽しく過ごしています。
― どのようなきっかけで活動が始まったのですか?
小学校に上がるまでのわずかな時間、保育環境も大切に考えていきたい。
そんな想いから、ひとりの母が別の野外活動で出会った親子に声をかけ、集まった親子で活動が始まりました。
みんなの知恵やスキルを活かして、試行錯誤しながら協力し合って活動をしています。
―どのようなことを目標に活動を行っていますか?
季節の移ろいを肌で感じながら、虫や草木の声に耳を傾け、山を駆け回り、子どもたちのペースで山を歩きます。
親はできる限り子供たちの創造力、やりたい想いを見守っています。
そのような日々の積み重ねから親子で一緒に成長できる場、仲間が寄り添える場を目指しています。
―どのようなところにやりがいを感じられていますか?
自然の中で親も子も共に楽しみ、喜び、感動し、時にぶつかり合い、葛藤したりもするけれどみんなで考え、答えを探し成長し合える。
そんな場所で、みんなで新しい毎日がつくれることにやりがいを感じています。
―活動の中で、印象に残っていること、エピソードなどはありますか?
はじめての米作り。
草刈り、田おこし、代かき、田植え、稲刈り、脱穀、と全ての工程を自分たちで行いました。
そこで収穫したお米を食べた時の喜びと美味しさは忘れられません。
藁もしめ縄として編み、稲も飾りとして使いおめでたいお正月飾りができました。
―新規会員や参加者は募集していますか?
新しいお山仲間 募集中です! 毎月、おはなし会や体験会を開催中です。
自主保育って?おむすびお山隊はどんな活動してるの?
などなどお話し会や体験会で質問や疑問にお答えします。そして親子で体験しに来ていただけたら嬉しいです♪
―三浦市民交流センターニナイテで今後やってみたいことなどありますか?
お山隊では毎年、梅仕事や味噌仕込み、しめ縄作りなど、季節の手仕事をみんなで楽しんでいるので、その際に研修室を使用させていただきたいです。他にもフリーマーケットや、大人も子供も楽しめるイベントを企画できたらいいな、と考えています。
―三浦市内の皆さんに向けて、PRしたいこと、メッセージをどうぞ!
自分たちで考え、動き、みんなで子どもたちを育てていく"自主保育"という選択肢があることを、子を持つ人だけでなく、地域の人に知ってもらい、子育てしやすい環境がもっともっと広がっていったらよいなと思います。
また三浦にいろんな自主保育の団体が増えていったら嬉しいです。