2023年8月号 ニナイテ便り テキスト版
表紙
三浦市民交流センター ニナイテ 情報誌
ニナイテ便り
2023.8 No.42
「市民記者コラム」コーナーがはじまりました
三浦で活動する方々や団体をご紹介します。まつりやイベントが増えて、まちは賑わっています。皆さんもぜひ、気になる活動をチェックしてください。
中面
MiuraのニナイテVOL3
三浦から美しい調べを
ピアニストの道を一筋に 高梨壮一郎さん
高梨壮一郎さん(26)は三浦市(南下浦町金田)出身のピアニストだ。5歳からピアノを始め小学生中ごろからピアニストを目指すようになった。地元の中学を卒業し、音楽大学を目指し桐朋学園に入学。始発の電車に乗り、帰りは終電という練習に明け暮れた日々を送って来たが、大変と思ったことはないという。同大学の大学院を経て、その間コンサート、コンクールにいくつも挑戦してきた。コンサートでは会場の雰囲気をつかみ、客層にあった曲選びを心掛けている。コンクールでは気持ちは一変し、コンサートで演奏する以上に楽譜を忠実に再現している。曲の内容を理解するのは当然だが、自身の中で作曲家の思いを感じ取り、正確な指先の動きを意識する。ハノンの音階は毎日欠かさず練習して向き合い、指の感覚を研ぎ澄ましている。その姿勢は確実に評価され自信につながっている。
今回ピアノ教室のスタジオにお邪魔した。レッスンを受ける生徒さんは、先生のコンサートで音の響きに感動し、ぜひ指導を受けたいと申し込んだ人だ。また小さなお子さんには、その子に合った指導を心掛けている。
コロナ禍で、活動の制限により夢が止まってしまうこともあったが、迷うことなく練習は欠かさなかった。柔軟な表情ではあるが、信念を貫く強さを感じる。道は続く。たくさんの経験が、身体から指に伝わり、ますます奥深い音が、私たちに届いてくることを確信している。
去る5月28日、国際ソロプチミスト三浦主催のチャリティーコンサートで聞いた響き、まだ記憶に新しい。益々のご活躍を期待して見守っていきたい。 (市民記者 久女)
三浦手漉き和紙を考える会
三浦に「手漉き和紙文化」を 初声小学校で体験授業
三浦で育てた原料で手漉き和紙を作る取組みが初声小学校で行われました。(市民記者コラム)
6月27日と28日に市民団体の「三浦手漉き(てすき)和紙を考える会」の和紙づくりの活動に参加しました。この活動は初声小学校の総合学習として6年生の児童と一緒に行っています。3月に和紙の原料の楮(こうぞ)の刈り取りからの一連の作業を始めて、今回はその続きの作業を行いました。この会では楮の栽培も行っています。楮の樹皮が和紙の原料になります。3月には、楮を刈り取って、蒸して、皮を剥いで黒皮を取って白皮にして、乾燥させる作業を行いました。
1日目の午前中は、会の作業場所で、白皮を煮る作業を行いました。3時間ほど煮て水にさらして小学校へ運びました。ここからの作業は家庭科室で児童と一緒に行います。まず、残っている黒皮を取り除きます。そのあと、金づちのような道具で叩いて繊維をほぐします。児童70人ほどが集まった教室は、音と熱気でいっぱいになりました。暑くなってきたので、ときどき外に出て休憩して水分を取るように先生が声をかけるとともに、楮の繊維と格闘中の背中にうちわで風を送っていました。児童たちもお互いを気づかいながら交代で根気と体力がいる作業を行っていました。
2日目はまず白皮を水に溶いて紙料を作り、紙漉きの手順と児童をサポートする分担を確認しました。そして午後から児童に体験してもらいました。まず漉き簀(すのこ)で紙料を漉くって平らに薄く伸ばします。水を切った後ひっくり返して布巾に貼りつけます。ひっくり返すとき紙料がこぼれ落ちそうな気がしてしまうので怖い。緊張する作業を無事に終えた後の安心した児童の笑顔が印象的でした。このあと圧縮機で水を絞って乾燥させて完成します。
作った和紙を何に使うかは、これから先生と児童で決めるそうです。会員のつながりが地域の方々に広まり、さらに世代をこえてどのように伝わっていくのか楽しみです。
(市民記者 にがうり)
新規登録団体紹介
登録団体の情報は、ニナイテHP「登録団体」のページからご覧いただけます。
さまざまな活動で参加者を募集しています。
三浦市身体障害者福祉協会
総会、新年親睦会、日帰りバス旅行(福祉バス使用)を行っています。
活動日時:月2回金曜日の13:00~16:00
活動エリア:市内全域
主な活動場所:勤労市民センター
会員数:25人
会員年齢層:60代~90代
新規加入:可
年会費:2,000円
初心者のヨガ
ヨガのポーズと動き、効果をわかりやすくお伝えし、様子をみてレベルアップも行っています。
活動日時:毎週木曜日の13:00~14:10
活動エリア:三浦半島地域内
主な活動場所:勤労市民センター
会員数:6人
会員年齢層:60代~
新規加入:可
会費:1回800円
BeBeくらぶ
三浦市の育児サークルです。未就園児とお母さんがアットホームな雰囲気で楽しく毎週金曜日の午前中に活動しています。
活動日時:毎週金曜日の10:30~12:00
活動エリア:市内全域
主な活動場所:初声市民センター和室
会員年齢層:40代
新規加入:可
会費:月100円
みうらパソコンくらぶ
パソコン初心者を対象に、マンツーマンで勉強会を行っています。
活動日時:第2、第4土曜日の9:00~12:00
活動エリア:市内全域
主な活動場所:初声市民センター
会員数:20人
会員年齢層:50代~80代
新規加入:可(教わりたい方募集中)
年会費:2,000円
ちくちくの会
着物をリメイクし、和小物、服、バッグ等をつくっています。
活動日時:2023年9月より第1、第3月曜日の9:00~12:00
活動エリア:市内全域
主な活動場所:ニナイテ
会員数:8人
会員年齢層:60代~80代
新規加入:可
会費:1回500円(材料費は別途200円~)
裏面
参加者募集中のイベント情報・お知らせ
アロマルシェ
親子で楽しめるアロマクラフトワークショップや、癒しの体験ブースがいっぱいのイベントです♡
「おやこのあそびば こちょ」とコラボ開催です。
日時:8月27日(日)10:30〜14:30
場所:ニナイテ研修室
料金:500円〜(各ブースによって異なります)
予約:不要
主催:アロマmint
問合せ:kirara.tomoppy.2860@gmail.com(白川)
小網代の森 ボランティアウォーク
岸由二先生の案内で小網代の森を歩こう!
プチボランティアもあります。
日時:8月20日(日)、9月17日(日) いずれも10:00~12:30
集合:小網代の森インフォメーションスペース
参加費:無料、 申込み:不要
持ち物:飲み物、帽子、長袖長ズボン、軍手
※白っぽい服装、香水などは避けてください。
※雨天・高温時は中止します
(主催者Facebookでお知らせします)
※ウォーク前日は「やかん談話室」も開催します。
主催:NPO法人小網代野外活動調整会議
問合せ:090-3907-2299(亀田)
親子で楽しむ「魚市場見学と水中観察」
魚市場でマグロの取引の様子を見学したり、市場の仕組みを学習し、「にじいろさかな号」で水中観察しましょう。
日時:8月21日(月)8:30~11:00頃
集合:魚市場2階受付
参加費:中学生以上500円、小学生300円
(別途「にじいろさかな号」の乗船料が必要です)
主催:みうらガイド協会
申込み:E-mail info.miuraguide@gmail.com
問合せ:046-888-0588
市民活動応援プログラム市民活動支援金
市民が主体となった元気な地域づくりのため、地域の個性や魅力、活力をつくりだしている市民活動を応援します。
【助成対象団体】
(1)神奈川県内を中心に活動するボランティアグループや市民団体、NPO 法人など。
(2)神奈川県内に活動拠点(事務所、連絡先など)があり、継続的に震災関連の支援活動を行っている団体。
【助成金額】 1団体につき、上限30万円
【締切】 2023年8月25日
【問合せ】 生活協同組合パルシステム神奈川 市民活動応援プログラム事務局
詳細はHP:https://www.palsystem-kanagawa.coop/ouen_program/
神奈川ボランタリー活動補助金
地域や社会の課題解決に向け、ボランタリー団体等が取り組む事業を支援する制度です。
【対象事業】
市民が主体的に社会に参画し、地域や社会の課題の解決に取り組む事業等
【補助金額】 上限150万円
【募集期間】 2023年9月13日~10月18日
【問合せ】 かながわ県民活動サポートセンター基金事業課
応募要件等があります。下記ホームページをご覧ください。
詳細HP:http://www.pref.kanagawa.jp/docs/u3x/cnt/f5258/p27668.html#hojokin
フレイルサポーター養成講座
日時:9月13日(水)、9月15日(金)の2日間、両日とも14:00~16:00
場所:ニナイテ研修室
講師:フレイルトレーナー 成田慎一氏
申込み・問合せ:社会福祉協議会
TEL 046-854-5820(成田)、または
三浦市保健福祉部高齢介護課
TEL 046-882-1111(内線348)
ニナイテ便りNo.42
発行 三浦市民交流センター ニナイテ
発行日 2023年8月1日
編集 三浦市民交流センター ニナイテ