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先日、剣崎小学校で「未来へはばたけ 剣小っ子発表会」が開催されました。
副題は「剣小っ子思い出のアルバム~116年の思い出とともに 未来へ」。
2024年3月31日、116年の歴史に幕を閉じる同校の最後の学習発表会です。
五十嵐徹学校長によれば「学習発表会は例年、秋に行われていましたが、今年度は最後の発表会ということで2月に開催することにしました」
この日時点での学童数は52人。5年生はいません。しかし、子どもたちからは「もうすぐ母校がなくなってしまう」という悲しさや寂しさはカケラも感じられず、明るく元気いっぱい。器械体操や歌、劇、楽器演奏、そして学年ごとの研究発表まで完璧にこなしました。
閉校に際して、学校外からもいろいろな記念事業の申し出がありました。
長年にわたり各学校の修繕などを無償で行っている三浦塗装工業組合は、最後のイベントとして体育館の一部塗装と大きな虹の壁面アートを完成させました。また、学校やPTA、地元関係者などが集まってク「未来への花火プロジェクト」と題したラウドファンディングを行い、3月下旬に学校前の間口漁港の突堤から200発の打ち上げ花火を計画しているほか、メモリアルルームの開設を検討しています。
剣崎小学校は目の前を海、そして周りには畑が広がる最高のロケーションにあります。こうした環境を生かして農業や漁業の体験、また生産者との交流など、独自のカリキュラムを実施してきました。4月から6年生は南下浦中学校へ入学、また在校生は南下浦小学校と合併なります。彼らには剣っ子としての思い出を胸に成長してもらいたいです。
ちょうどこの日は「学校へ行こう週間」だったので、終了後に校舎内を見学させてもらいました。三階の図書室からは、きれいな江奈湾がキラキラと輝いていました。 (お祭りおじさん)