三崎公園のバス停近く、花暮岸壁へ向かう。潮風が走り抜ける中、大きな船が錨を下ろしていた。神奈川県立海洋科学高校の実習船湘南丸です。年2回、4月と9月にこの三崎港から遠洋航海の実習に出ます。若い夢を乗せて、船首を赤と白の灯台に向けて、船も着々と準備を進めていました。
何世代もの若者の夢の実現に向けて出港時、帰港時は毎年変わることなく、溢れる感動がこの港を躍動させます。海にかける情熱は息づいています。
夕暮れ時、時々この岸壁に足を運んでみます。いつまでも暑かった9月、この日は「おおえど」と書かれた鮮やかな船が着いていてみごとな船体を見せていました。広がる雲も一役買って、引き立てていました。
投稿日:2024年9月27日
市民記者:遥